天皇杯くらいから、特に男子が面白くなってきました。
ファイナル6のチームは徐々に見えてきたけど、ファイナル3以降に残るチームの予想がつきません。
特に上位チームは実力が拮抗しているので、毎回見応えのある試合になっています。
一方の女子も久光が独走していますが、他のチームも完成度が徐々に上がっています。
久光はファイナル以降も好調を維持できるのか?
それともファイナルで巻き返すチームが出るのか?
・・・・・
あれ?
そういえば、ファイナル6のルールってどうだったっけ?
ゴールデンセットって何だそれ???
ということで今回は、VリーグDIVISION1の大会要項を解説します!
スケジュール
男子
V・レギュラーラウンド
2018年10月26日(金)~2019年2月24日(日)
V・ファイナルステージ
【ファイナル6】:
2019年3月9日(土)~2019年3月24日(日)
【ファイナル3】:
2019年3月30日(土)~2019年3月31日(日)
【ファイナル】:
2019年4月6日(土)~2019年4月14日(日)
女子
V・レギュラーラウンド
2018年11月3日(土)~2019年2月23日(土)
V・ファイナルステージ
【ファイナル8】:
2019年3月2日(土)~2019年3月24日(日)
【ファイナル3】:
2019年3月30日(土)~2019年3月31日(日)
【ファイナル】:
2019年4月6日(土)~2019年4月14日(日)
レギュラーラウンドは総当たり戦
まずはレギュラーラウンドから。
男子
10チームによる3回戦総当たり。
上位6チームがファイナル6に進出できます。
女子
イースタン6チーム、ウエスタン5チームに分かれ、それぞれ2回戦総当たり。
さらにイースタンとウエスタンによる交流戦を2回戦。
それぞれのカンファレンス上位4チームが、
ファイナル8に進出です。
カンファレンス全体の順位から上位8位がファイナル8と思っていたけど、
各カンファレンスの上位4チームということなのですね。
ポイント制も確認しておこう
レギュラーラウンドとファイナル6、8では、
試合結果によるポイント制を導入しています。
獲得したポイントが高いチームが上位になります。
条件 | ポイント |
---|---|
「3-0」、「3-1」での勝利 | 3点 |
「3-2」での勝利 | 2点 |
「2-3」での敗戦 | 1点 |
「0-3」、「1-3」での敗戦 | 0点 |
ポイントが同じになったらどうなるの?
ではポイントが同じだった場合、どうなるのでしょうか?
- 勝率の高いチーム
- 勝率も同率の場合、セット率
- セット率も同率の場合、得点率
得点率も同率の場合ですが、
当該チーム間での計算を行い、ポイント、勝率、セット率、得点率の順で上位チームを決める。
とありますが、これ、よく分かりませんね。
チーム間での対戦結果を参考にするのかな・・・?
ファイナルに行けないチームはどうなるの?
残念ながらファイナルに行けなかったチームも、
終わったわけではありません。
男子
残り4チームは順位確定。
9位、10位のチームは、V・チャレンジマッチに出場。
S2の上位チームとの入替戦をやります。
ただし、S2上位チームが、S1ライセンス(=Division1所属のためのライセンス)を
満たしていない場合、V・チャレンジマッチは開催しません。
V・チャレンジマッチ
そういえば、チャレンジマッチってなんだろう?
過去の内容から調べてみました。
Division1の9位 対 Division2の2位
Division1の10位 対 Division2の1位
で、2試合やるそうです。
- 2試合の合計ポイントが高いチームが勝者
- ポイントが同じ場合、勝率、セット率、得点率順で比較
- それも同じ場合、Division1が勝者
ちなみに、S1ライセンスがないとチャレンジマッチには出場できません。
女子
両カンファレンスの下位チーム(3チーム)はV・チャレンジステージに出場し、
順位決定戦をやります。
そこでの最下位(11位)は、Division2の2位とV・チャレンジマッチをやります。
2019/20シーズンは、12チームで開催するため、Division2の1位は自動的にDivision1昇格です。
V・チャレンジステージって何?
チャレンジマッチとチャレンジステージって、同じじゃね?
と思っていたけど、違うことに気がつきました。
チャレンジステージは、ようするに順位決定戦。
5位1ポイント、6位ポイントなしで、3チーム1回戦の総当たりです。
順位はポイント優先とし、ポイントが並んだ場合、
レギュラーラウンドでのポイント数が高いチームが上位になります。
ここで最下位になると、チャレンジマッチ(入替戦)です。
ファイナルステージ
ファイナル6、8は、レギュラーラウンドでの順位によりポイントが付与されます。
ファイナル6
レギュラーラウンド上位6チームで1回戦総当たりです。
ポイント制ですが、順位により事前にポイントが付与されます。
- 1位:5点
- 2位:4点
- 3位:3点
- 4位:2点
- 5位:1点
- 6位:なし
ということは、いくら1位が独走しても5点しか付与されないのです。
さすがに6位となると厳しいのですが、2位や3位の場合、まだまだチャンスはありそうですね。
ポイントが並んだ場合、レギュラーラウンドで上位のチームが上になります。
ここでの1位はファイナルへ、2位と3位はファイナル3に進みます。
4位以下のチームは、そこで順位確定です。
ファイナル8
8チームで1回戦総当たり。
1位がファイナル、2位、3位がファイナル3へ進出。
と、ファイナル6とほぼ同じですが、ポイント付与が違います。
各カンファレンスでの順位で決まります。
- 1位:6点
- 2位:4点
- 3位:2点
- 4位:なし
ということは、1位6点が2チームあるのですね。
ファイナル3
ここから、さらに面白くなってきます。
ファイナル3では、ファイナル6、8の2位と3位で対戦するのですが、2回戦です。
1勝1敗になった場合、これまでのようなポイントや数字ではなく、
ゴールデンセットで決めます。
ゴールデンセットって何?
そのゴールデンセットですが、1勝1敗となった場合、
2試合目後に、1セット25点先取で試合をします。
デュースなし、25点先に取ったら終わりです。
これに勝ったチームが、ファイナルです。
ファイナル
ファイナル6、8の1位とファイナル3の勝者が対戦します。
これも2回戦、1勝1敗の場合、ゴールデンセットです。
あとがき
ここまで調べて思ったのは、仮にレギュラーラウンドで1位に独走されても、
ファイナルでチャンスがあるということです。
レギュラーラウンドだけで順位が決まると消化試合が多くなり、
観る方の興味も薄れますが、この形式だと最後まで楽しめます。
天皇杯を含めた半年ほどのシーズン中、安定したパフォーマンスを
出す必要があるだけに、選手の方は大変でしょう。
どの選手もケガなどせずに、最後まで頑張って欲しいですね。