【バレーボール6人制】スコアシートなんてこわくない【2019年度版】

バレーボール6人制 スコアシート

バレーボールのスコアシートをご存知ですか?
試合の得点経過やメンバーの交代、タイムアウトなどを記録する用紙のことです。
実はテレビで中継されるような試合ではもちろん、公式戦では必ず記録されています。

スコアシート※公益財団法人日本バレーボール協会 2018年度版 バレーボール6人制競技規則より

テレビ中継などで選手交代の時に、選手がすぐに交代せずに待たされる場面を見たことはありませんか?
あれはスコアシートへの記載が終わるまで待たされているのです。

我々のような週末バレーボーラーでも、大会によってはスコアシートを書く場合があります。
が、残念なことに大半の方は、スコアシートの書き方が分かりません。

ということで今回は、慣れたら簡単!でもちょっと面倒なスコアシートの書き方を説明します。
例のごとく2019年度版ルールブックに付録で付いている「公式記録記入法」を参考にして説明します。

注意
画像含め、変更がない部分は2018年度版のままです。

トス前に基本情報を書き込もう

試合前、まだトス(=サーブ権決め)がされていない時に、赤枠内の項目を書き込んでしまいましょう。
※青枠部分はまだ書かなくて大丈夫です。
スコアシート 基本情報

①スコアシート上部

  • 大会名
  • 開催地
  • 試合番号
  • 開催日
  • 試合設定時刻
  • 会場名
  • 男女別:該当する方に✕
  • 対戦チーム

この枠内で注意するのは、対戦チームの部分。
「(B) 青 対 赤 (A)」となっていますが、この(B)と(A)はトスが決まった後に書き込む部分です。
この時点ではチーム名だけ書いておきましょう。

②審判員とサイン欄

担当する審判やスコアラーの名前だけ書きます。

  • 審判員:主審、副審、スコアラー、アシスタント、ラインジャッジの名前を書きます
  • 氏名
  • 都道府県

ちなみにサインと赤枠から外れているチームキャプテンについては、試合終了時に書きます。

③チーム情報

試合をするチームの情報を書きます。
ここでも(A)(B)の記載は保留です。

  • チーム名
  • 番号:選手の背番号。キャプテンに〇がついています
  • 氏名
  • チームキャプテン
  • 監督

メンバー表は省略可能?

私がスコアをやった限りの話ですが、メンバー表を書いたことはありません。
基本、各チームでメンバー表を1枚書いて提出し、1試合目にそれを貼り付けますが、2試合目以降は何も書かずに済ませるパターンがほとんどでした。
いちいち書くとしたら時間がかかり、限られた時間内に試合ができなくなることもあるので、1枚あれば十分という判断なのでしょうね。

トスが終わったら

サーブ権が決まったら、試合が始まるまでに残りの部分を書きましょう。
スコアシート スタメンなど

①チーム名とコート

チーム名とコートが決まります。
Aは記録する人から見てコート左側、Bはコート右側のチームを指します。
スコアシート チーム名とコート
トスの結果、赤チームは左側=Aコート、青チームは右側=Bコートに決まったことになります。
第1セットの部分は、A、Bはもちろん、チーム名も書いてください。
その他の部分はA、Bを書きます。

②サーブスタートかレシーブスタートか

第1セットの部分、チーム名の横に小さく(S)と(R)とあります。
これはSがサーブスタート、Rがレシーブスタートという意味です。
ここではSに✕がついている赤チームがサーブ権を取ったことになります。

③メンバー位置

ⅠからⅥまでの数字が並んでいますが、これは以前触れたポジション番号です。目玉を参考にサーブ順に背番号を入れていきます。
例えば赤チームの目玉は、こうなっているはずです。

これをスターティングプレーヤー欄に埋めていきます。

ここまで書き終えれば、試合を待つだけです。

セット開始から終了まで

試合が始まると、一気に忙しくなります。
気を抜かずにやっていきましょう!

1セット目の開始から終了まで、試合経過を追いながら順を追って説明していきます。

①最初のサーブ

赤チーム8番が最初のサーブを打つ際の時間を、開始時間に記入します。
それと同時に、サーブのチェックも入れます。

②サーブチェック

ローテーションがサーブに回ってきたタイミングで、サーブを打つプレイヤーのチェックをします。
赤チーム8番がサーブを打ったので、赤チーム8番の「サービスのチェック欄」1回目の数字にチェックを入れます。

③得点

点を取ったチームの得点欄にチェックを入れます。
1セット目最初の得点は、赤チームに入ったことになります。

ところで、シートの得点欄をよく見ると〇で囲まれている得点があると思います。
これは、

相手チームの不法な行為に対する罰則で得た得点は、”得点”欄のその得点を〇で囲む。
※公益財団法人日本バレーボール協会 2019年度版 バレーボール6人制競技規則より引用

ということです。

※罰則についてのスコア記載方法は、後ほど。

④サーブ権移動

赤チームがさらに1点取った後、青チームが得点を取りました。
赤チーム8番のサーブが終わたこととそれまでの得点をチェック欄に入れます。

レシーブ側最初のサーブでの注意点

さらに青チームのサーブになるので、サーブチェックも入れます。
青チーム3番のサーブは6番目となるので、サーブチェック1の部分には×を入れます。

普通に得点を重ねる限り、この繰り返しです。

⑤選手交代

赤4点:青2点のタイミングで、青チームが選手交代をしました。
6番から4番に交代です。

6番から4番に変わったので、6番の枠の下に4と書きます。

交代チームの得点を左側に

その下段は得点を書くのですが、左側に交代チームの得点を書きます。
この時点では青チームは2点なので、左側に2、右側に4と書きます。

交代して戻る場合

上で交代した6番は、赤15点:青16点のタイミングで戻っています。
この場合4番に丸印をつけ、戻ったタイミングの得点を記入します。

交代して戻らない場合

交代後、そのままでセット終了まで行った場合は特に変更ありません。
赤7点:青7点のタイミングで、青チームは3番を12番に交代。
セット終了まで出続けています。

⑥タイムアウト

赤10点:青10点のタイミングで、赤チームがタイムアウトをしました。
タイムアウト欄に得点を記入します。

このスコアを見る限り、その後も

  1. 赤13点:青14点で青
  2. 赤16点:青20点で赤
  3. 赤23点:青21点で青

といったタイミングでタイムアウトしているのが分かります。

⑦セット終了

赤25点:青23点で1セット目が終わりました。
まず、終了時刻を記載します。
次に得点欄を締める意味で、取っていない得点に線を入れます。

さらに最後のサーブ時の得点を〇で囲みます。

2セット目は、赤チームと青チームが逆になるだけでやることは変わらないので、割愛します。

フルセットになったら

この試合はフルセットになったため、3セット目の記録をする必要が出ました。
ここでは3セット目も25点マッチですが、15点であっても基本は同じです。

フルセットでの違いは、コートチェンジ後は記載位置が変わる点です。

⑧コートチェンジ後

青チームが左側コートで試合開始。
青チームが12点のタイミングで、コートチェンジが発生しています。
(スコアは赤13点:青12点ですね)

その際、青チームのスコアも移動します。
コートチェンジ時の得点を入れ、交代やタイムアウトの記録は12点までの状況を記載します。

コートチェンジ前の得点

コートチェンジ前に取った得点は、1本線と最後に横棒を入れます。
従って、コートチェンジ直後の青チームは、以下の状況になっています。

警告・罰則

試合中にメンバーが警告や罰則を受けた場合、スコアシートに記録する必要があります。
警告と罰則の記録方法を確認しましょう。

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①不当な要求

審判員が拒否するような不当な要求をチームメンバーがした場合、「不当な要求」欄内に×印を付けます。

ここでは、チームBが不当な要求をしています。

②警告

審判が軽度な不法な行為に対する警告をした際、スコアシートに記載します。

ここでは、Bチーム背番号1の選手が、1セット目の18-15の時点で警告を受けています。

③警告後の反則

Bチーム背番号1の選手は、警告をされたにも関わらずまた不法な行為をしたようです。

画像では2セット目の11-12でやっており、Aチームに得点が付与されます。

スコアに罰則時の得点を書く場合、左側に罰則対象のチームの得点を書きます。
従って、
Bチーム:11-12:Aチーム
という書き方をしています。

ポイント
罰則で得点した場合、○で囲みます。
Aチームの13点目は、○で囲まれています。

④反則

2セット目16-14で、Aチーム背番号6が不法な行為をして反則をしました。

Aチーム:16-14:Bチーム
と記録します。

さらにBチームに得点が付与されます。

⑤遅延行為の警告

3セット目の4-5でAチームの誰かが遅延行為の警告を受けました。

ここでは警告だけなので、スコアシートへの記録のみです。

⑥遅延行為の罰則

3セット目の19-20でAチームの誰かが遅延行為の罰則を受けました。

スコアには、
Aチーム:19-20:Bチーム
と記録します。

もちろんBチームに1点です。

試合終了

赤チームが勝利しました。
試合結果を記載する必要があります。
記載内容は簡単ですが、キャプテンや審判を呼ぶ必要があります。

①サイン

主審、副審とスコアラーのサインを書きます。
でもまず先に、それぞれのチームキャプテンを呼んで、サインを書いてもらいましょう。
特に負けたチームはすぐにコートから消えてしまいがちなので、後で呼ぶのが大変な場合もあります。

②試合結果

試合結果を記載します。

  1. チーム名とA/B
  2. タイムアウト回数
  3. 選手交代回数
  4. 勝:勝ちセットは1、負けセットは0
  5. 得点
  6. セット(時間):かかった分を記載
  7. 試合開始時間
  8. 試合終了時間
  9. 試合所要時間
  10. 勝利チーム、セット数

最後に

いざシートを渡されると、項目の多さに焦るかもしれません。
ただ、段階を追って書いていけば、難しいものではないはずです。

スコアは単なる点数の記録だけではなく、サーブ順やポジションチェックに有効です。
この記事で記録に対する抵抗がなくなればいいな、と思っています。