バレーボールのルールって、簡単だと思います。ざっくり言えば、「相手コートに3回以内でボールを返す」だけですから。でも1試合観ると、それだけでは済まないことが起きます。
ここでは、バレーボールを始めた人や、SVリーグや国際大会などを観戦する人が知っておきたいバレーボールのルールを解説します!
私が参加してきたバレーボールチームは、ほぼ全て男女混合。なのでチーム内での恋愛は当たり前に見てきました。
中でも参加女性が全員チーム内に彼氏がいるというチームには衝撃を受けました。と同時に、違和感もありました。
「バレーボールチームの中で、付き合いたい?」
そもそも人見知り界隈な自分にとって、チーム内で公開カップルとなりバレーボールをやる、ということに抵抗がありました。
6人制バレーボール、これだけは知っておこう!
6人制バレーボールを見る際に、最低限知っておきたいルールを知っておきましょう!
ゲームの流れ
試合は5セットマッチで、3セット先取したチームが勝ちです。
各セットは25点先取(最終セットのみ15点)ですが、2点差がつくまで続きます。
コートとポジション
6人の選手のうち、3人が前衛、3人が後衛です。相手にサーブ権がある時に自チームが得点すると、サーブ権が自チームになります。
そのタイミングで、ポジションを時計回りに1つ移動(ローテーション)します。
ラリーの流れ
サーブから始まり、ボールが地面に落ちるか、反則があるまで続きます。
3回以内に相手コートにボールを返す必要があります。
主な反則
- ボールを持つ
- ネットに触れる
- センターラインを完全に踏み越える
- 3回で相手コートに返せなかった
- 同じ選手が連続してボールを触った
- サーブの順番を間違える
- 後衛プレイヤーが前衛でアタックする
サーブ
- エンドラインの後ろからサーブを打つ
- サーブは8秒以内に打つ
- サーブがネットに当たっても反則ではありません(ネットインと言います)
その他
- 試合中の選手交代は1セットにつき6回まで
- タイムアウトは1回30秒、1セットに2回まで
- 守備専門のリベロという選手を使うことができる
公開カップル状態を嫌がらず、バレーボール婚したチームメイトも多数います。
「趣味が一緒って、いいよ!」
「好きな女性と一緒にバレーがしたい!」
その通りです。
好きなことを好きな相手とできるって、幸せではないか。
共通の趣味って、出会いのきっかけポイント強め。特にスポーツでは「素」が出ちゃうので、相手の見極めもできる。さらに混合バレーの男女比は7:3~5:5という感じなので、何もない方が珍しいかもしれない。
6人制バレーボールのコート
SVリーグや全日本でのネットの高さは、男子243cm、女子224cmと決まっています。
ちなみに週末バレーボールでは、チームによってネットの高さが変わります。ネットの高さでパフォーマンスが左右されるレベルの私にとって、ネットの高さは死活問題です。高さは225~230cm前後がほとんどで・・・というどうでもいい話はさておき、正しいネットの高さから確認しましょう。
ネット:高さは年代・性別で変わる
性別、年代によりネットの高さは変わります。
男子年代別ネットの高さ
大学・一般 | 243cm |
---|---|
高校生 | 240cm |
中学生 | 230cm |
小学生 | 200cm |
女子年代別ネットの高さ
大学・一般 | 224cm |
---|---|
高校生 | 220cm |
中学生 | 215cm |
小学生 | 200cm |
要注目なネットの仲間たち
ネットは、支柱(とカバー)とアンテナ、白帯で構成されています。試合中、密かにいい仕事をするアンテナには注目!
① 支柱(ポール)がないと始まらない!
その名の通り、ネットを支える縁の下ではなくネット横の力持ち。
上にあるバレーボール会場では、ポールにカバーを付けています。
② 敵にも味方にもなるアンテナ、白帯も忘れないで!
紅白の細長いやつがアンテナで、アンテナ横の白い線は、白帯です。白帯は、コートの白線の延長線上についているもので、インアウトの判定に使います。
アンテナは、渋い役割が二つあります。ひとつは、相手コースに返すためのエリアとして。もうひとつは、当てると反則になるというトラップとして、です。
③ 説明不要のネットですが、その高さは1メートルです
プレー中、触ってはいけないネット。このネット自体の高さは1メートルです。他に説明することが考えつきませんでした。
コートのサイズは3メートル単位
次にコートのサイズと名称を確認しましょう。
コートで重要なポイントをざっくり説明すると、
- コートは18×9メートルの長方形
- 自チームのコートは、9×9メートル
- 自チームのコートの前3メートルは、フロントゾーン
- アタックラインは特に重要
小学生のみ、コートは16メートル×8メートルの長方形です。
ラインに注目!
6人制バレーボールのコートで注目すべきは、ラインです。というのも、ボールは相手コートのサイドライン・エンドラインの内側に返す必要があります。
また、バックアタックでアタックラインを踏んだり、サーブでエンドラインを踏むことも反則です。
ライン判定で、試合の流れが変わることすらあるので、(個人的には)見逃せません。
コートに関するルールや反則を確認しよう
ネットやコートに関連するルールや反則を確認しましょう。
タッチネット
ネットに触ると、タッチネットという反則になります。実はネットを触っても反則にならない場合もありますが、基本は「触ったら反則」と思ってOKです。
タッチネットの本当のルール、ご存知ですか?【バレーボール6人制】
オーバーネット
相手コートにあるボールを触ると、オーバーネットという反則になります。ただしブロックについては、オーバーネットの例外になります。
【知ってるつもり?】オーバーネットを理解しよう!【バレーボール6人制】
ブロックでオーバーネットが許されるのは、6人制だけです。
9人制、ビーチバレー、ソフトバレーでは反則です。
ネットイン
6人制の場合、サーブでのボールがネットに当たっても反則になりません。
ラインのインアウト
ラインの内側にボールが落ちればイン、ライン外側に落ちればアウトです。
ワンタッチ
ボールがライン外側に落ちたらアウトですが、その前に相手チームがボールを触っていると、自チームの得点になります。
アンテナを通して相手コートに返す
バレーボールは「アンテナより内側のエリアにボールを通し、相手コートに返す」必要があります。アンテナより上から返す場合であっても、このルールは適用されます。
アンテナの間を通して返さねば!
アンテナにボールを当てると反則
アンテナに当てると反則です。アウト扱いになり、一点取られます。
パッシングセンターライン:センターラインを踏み越えると反則
センターラインを超えて相手コートに足を出すと反則です。
個人的にはこのルール、ケガのリスクが高すぎてあぶなっかしい。
スパイカーが着地した時、先に着地したブロッカーの足を踏んで転倒、大ケガ。なんてことが週末バレーでも発生します。もう少し厳しくてもいいと思うのですが、難しい。
【知らないと危険!】パッシングに要注意!【バレーボール6人制】
バックアタックとフェイクセット
後衛のプレーヤーがフロントゾーンいても問題ありません。ただし、後衛プレーヤーがフロントゾーンにいる状態で、ネットより上にあるボールを返すと反則です。
フロントゾーンの領地は、アタックラインを含みます。なので後衛プレーヤーは、アタックラインより後ろであればスパイクを打ってもOKです。
アタックラインより後ろからジャンプしてスパイクを打ち、フロントゾーンに着地しても反則にはなりません。これがバックアタックで、バックアタックを打つふりをしてトスを上げることがフェイクセットです。
ということで、バックアタック、フェイクセットどちらもアタックラインを踏むと反則です。バックアタックが決まったのに相手の得点になった場合、アタックラインを踏んだことが原因でしょう。
チャレンジシステム
SVリーグや国際大会では、審判の判定を見直しができる「チャレンジシステム」があります。
ボールがコートに落ちた(イン)か落ちていない(アウト)か、ワンタッチの有無など、目視では判断できない場合もあります。その場合、各チームはチャレンジで確認ができます。
チャレンジは大会により回数が変わります。共通しているのは、失敗した時にだけ減るということです。
審判がアウトと判定し、それを不服に思ってチャレンジ。その結果アウトだった場合、チャレンジの回数が減ります。インだった場合は、チャレンジの回数は減りません。
学生時代、バイト先のパートさんに誘われて、ママさんバレーに遊びに行ってました。監督(男性)が上手く、いい練習になっていました。
ある日、監督が来なくなりました。
ママさんバレーのメンバーと駆け落ちをしたそうです。
PTAのママさんバレーなので、どちらもお子さんがいるわけで・・・10代だった私には、衝撃すぎました。
バレーボールに関連する人たち
バレーボールに関わる「人」についても理解しておきましょう。
例えば試合前、選手とスタッフを登録するのですが、人数制限があります。審判団など、試合進行に欠かせない人たちも知っておきましょう!
選手
選手の人数にもルールがあり、1チーム12人です。ただし、VNLなどのFIVB(国際バレーボール連盟=バレーボールで一番えらい団体)の世界・公式大会では14人です。ちなみ12人を守っているのは、オリンピックです。
スタッフ
選手以外でベンチに座っている人たちは、スタッフです。最大5人まで登録できます。コーチングスタッフとして、監督1人、アシスタントコーチ2人。医療スタッフとして、チームセラピスト、ドクターが各1人。
審判団
試合進行に欠かせない審判団ですが、多くの人が関わっています。実は主審、副審以外にも、多くの審判がいるのです。
- 主審
- 副審
- チャレンジレフェリー
- リザーブレフェリー
- スコアラー
- アシスタントスコアラー
- 線審
主審
ネットの近くに立っている、最高の権限を持つ審判です。試合進行をコントロールします。
副審
主審をサポートします。試合中、主審の目が届かない部分をサポートしたり、選手交代を受け付けます。
チャレンジレフェリー
チャレンジされたプレーを確認し、判定します。
リザーブレフェリー
審判の交代要員です。単にボーっと待ってるわけではなく、主審、副審のサポートをしています。
スコアラー、アシスタントスコアラー
スコアラー、アシスタントスコアラーの2人でスコアシートを記録します。
選手交代なんて簡単なのに、なんであんなに時間がかかるの?と思いませんか?それは何点の時に、何番と何番が交代しましたとスコアラーが記録しているからです。
【バレーボール6人制】スコアシートなんてこわくない【2023年度版】
線審
コート四隅に立ち、ボールのインアウトを判定します。最近の国際大会では廃止され、ラインのインアウトは機械判定になっています。
その他スタッフ
試合進行をスムーズにするためのスタッフもチェックしましょう。
モッパー
その名のとおり、モップ担当です。選手の邪魔をせず、素早く正確に床の汗を拭き取る必要があります。
また、セット間にコートにモップがけもしています。
ボールボーイ
サーブを打つ選手へボールを渡す人は、コートの外側にいます。テレビで観ていると簡単そうですが、会場で見ていると、なかなか難しそう。選手の望むタイミングが、意外に難しいのです。
練習試合で遠征することになりました。待ち合わせ場所にいたら、MくんとRちゃんが揃って喫茶店から出てきました。
ん?
その時の二人の雰囲気が、なんか違う。そういえばMくん、最近よく参加しているなあ。片道2時間近くかかるのに。
ひょっとして彼らは・・・
そこでRちゃんと仲が良いZちゃんに聞いたら「二人が付き合ってる?そんなことありません」でした。
あああああ、そうですよね。変なこと聞いてごめんなさい許して。
その後、MくんとRちゃんは結婚しました。
Zちゃんは付き合っていることを知ってたけど、口止めされてたそうです。
6人制バレーボールの試合概要について
6人制バレーボールの試合開始から終了までの概要をおさえましょう。
サーブ
バレーボールはサーブから始まります。相手のサーブ権の時に得点すると、自チームのサーブ権になります。ちなみに試合開始時のサーブ権は、試合前のコイントスで決まります。
25点先取
先に25点を取り、かつ、2点をリードしたチームがセット獲得です。2点差がつくまで終わりません(=デュース)。ちなみに30点を超える場合もあります。
最終セットは、15点です。もちろん2点差がつくまで終わりません。
5セットマッチ
SVリーグ、国際大会では5セットマッチ。3セット先取で勝ちになります。ちなみに週末バレーボールでの大会では、3セットが基本です。5セットなんてやったら、そりゃもう大変です。
選手交代
選手の交代は、1セット3人まで。セットの最初から試合に出た選手は、交代して戻ることができます。
タイムアウト
チームは30秒のタイムを、1セットにつき2回取れます。
テクニカルタイムアウト
どちらかのチームが一定の得点(8点、15点)を先に取ったら自動でタイムアウトになることを、テクニカルタイムアウトと言います。最近はなくなりましたね。
コートチェンジ
1セットごとにコートを代わります。最終セット(5セット目)は先に8点を取るとコートチェンジです。
そんな口の堅いZちゃん、色白の男性が好みだそう。そうか。「じゃあ俺も好みな..」「違う!」と速攻で斬られました。私は当時、ビーチバレーにハマってて真っ黒だから、だけではないとも理解していました。
ある日、Zちゃんから電話がかかってきました。で、いきなり「私、(チームメイトの)Tくんと付き合っているんです!」とのこと。そうか、【色白な】Tくんが好きだったのか!
「付き合っているのをTくんに口止めされているんだけど、耐えられなくて電話したのです」
隠したい人もいれば、そうでもない人もいて、恋模様はそれぞれですね。
この二人も結婚しました。
ポジションを理解しよう
全日本男子で見るポジション
バレーボールのポジションを理解できると、面白さがグググッと上がります。「全日本男子はS1が鬼門だよね」なんて通っぽいことも言えちゃいます。
ポジションの2つの観点~位置と役割
バレーボールのポジションには、2種類の考え方があります。一つは場所を示すもの、もう一つは役割です。
ポジションの【場所】
前衛・後衛、レフト、ライト、センターといった、場所を示すポジションがあります。選手はローテーションをすることで、場所を示すポジションが変わります。
ローテーション
相手のサーブ権から、自チームのサーブ権に代わった時、自チームの選手は全員、時計回りに移動します。
縦の場所:前衛・後衛
アタックラインより前の3人が前衛、後ろの3人が後衛になります。
横の場所:レフト、ライト、センター
前後衛の真ん中にいる人がセンター、センターの右がライト、左がレフトです。ちなみに週末バレーボールでは、横のポジション決めが基本です。「僕がセンター、あなたはライト」のように。
ポジション番号
これらの場所は、ポジション番号として表現しています。例えばサーブで狙う人をポジション番号で言ったりします。
ポジションの【役割】
セッター、リベロなどの単語を聞いたことがありませんか?それがポジションの役割です。
セッター:S
トス専門のポジションです。リベロとは違い、スパイクを打っても問題ありません。全日本男子なら、関田、大宅選手ですね。
基本、セッターは1人ですが、2人の場合もあります。
テレビ中継で「S1(エスワン)から始まりましたね」と言う人がいますが、これはセッター(=S)が、ポジション番号1の位置で試合を始めたという意味なのです。
ツーセッター
セッターが2人いる場合、前衛では攻撃、後衛でトスを上げるという方法もあります。このシステムは、ツーセッターと言われています。
ツーセッターのローテーションをチェックしよう!
オポジット:OP
セッターの対角にいるプレーヤーが、オポジットです。全日本男子なら、西田、宮浦選手ですね。
アウトサイドヒッター:OH
コートの両サイドでスパイクを打つプレーヤーが、アウトサイドヒッターです。全日本男子なら、石川、高橋藍選手ですね。
ミドルブロッカー:MB
コート中央でブロックや、速攻をするプレーヤーが、ミドルブロッカーです。全日本男子なら、山内、小野寺選手ですね。
後衛のミドルブロッカーが、リベロと交代することが王道です。
リベロ:L
コートの中で一人だけ違うユニフォームを着ている人がリベロです。守備専門で自由に交代可能ですが、攻撃や前衛でのオーバーハンドでのトスは禁止です。全日本男子なら、山本、小川選手が該当します。
リベロのルールとコントロールシートを徹底解説!【バレーボール6人制】
選手が同じ位置にいるのはなぜ?
バレーボールの試合を観ていると、同じ選手が同じ場所でスパイクを打っていることに気がつくはずです。ローテーションで位置が変わるのに、なぜでしょうか?これを理解するための鍵がポジションの「位置と役割の関係」です。
役割は位置でほぼ決まる
アウトサイドヒッター、セッターなどの役割は、ポジションの位置と関係しています。役割と位置は、「ほぼ」これで決まります。
ライト:セッター、オポジット
センター:ミドルブロッカー
レフト:アウトサイドヒッター
しかし、この役割と位置の関係は必須ではありません。どの位置でもセッターをしていいし、アウトサイドヒッターがセンターにいても問題ありません。
役割は対角の関係
アウトサイドヒッター、ミドルブロッカーは、対角の関係です。例えばアウトサイドヒッターが石川祐希と高橋藍選手の場合、2人は対角。つまり、どちらかが必ず前衛にいる位置関係です。
ポジションは自由
前衛・後衛の制限はありますが、選手は好きに動いて構いません。あえて移動しない場合もあります。
移動のタイミングは、サーブを受ける側、打つ側で違います。
ポジション移動のタイミング
サーブを受けるチームは、サーブが打たれる前は正しいポジションにいる必要があります。
サーブを打つチームは、好きなポジションにいても問題ありません。
全日本男子のS1(エスワン)問題
ポジションを移動せずに起きる弊害に、全日本男子のS1問題があります。セッターが1番のポジションにいるということは、オポジットは4番(=前衛レフト)になります。この場合、西田選手がレフト、石川選手がライトにいるのですが、ここで失点されがちなのです。
一般的に、右利きはレフトでのスパイクが得意で、左利きはライトが得意。西田選手はレフトからのスパイクがちょっと苦手。全日本がサーブを打っている時は、西田選手はライトに移動できますが、相手サーブの時は移動できません。こうなると攻撃力が落ち、相手からの反撃を喰らいます。
そのため毎回、S1ではヒヤヒヤしています。
ローテーションについて興味があれば、以下も参考にしてください。
【知っておきたい!】バレーボール6人制のローテーションとポジション【基礎編】
ひとつのチームに長くいると、付き合った・別れた・告った・振った・振られたなどの話も聞こえてきます。
問題なのは、そういった話に興味のない私ですら耳に入ってしまう点です。それってつまり、チームのほぼ全員が知っているということ。
それが嫌で、チーム内恋愛を避けていました。
バレーボールしている時は、バレーボールだけに集中したいのです。
ええ、そうですとも。
スパイクの種類を確認しよう
スパイクにもそれぞれ名前があります。
オープン
一番オーソドックスな、高いトス。スパイクを打つまでの時間があるので、相手ブロックが集まり、レシーバーも準備ができますが、アタッカーとしては打ちやすく、ブロックを見るチャンスも増えるので、アタッカーの能力が問われるトスとも言えます。
平行
オープンよりも低いトス。レフトからの攻撃を速くして、ブロックを少なくしたい場合に使います。トスが低いとコースが限られるため、ブロックのリスクは高めです。週末バレーでは、並行トスが好きな人が多い印象があります。ちなみに私はオープン派です。
セミ
センターで(A,B,C,D)クイックをせず、普通に打つ場合、セミと言ってます。
Aクイック
セッターの近くでジャンプと同時に素早くトス、スパイク。ブロックされがちなので、国際大会ではレアです。
Bクイック
セッターから少し離れた位置での速攻です。ミドルがBクイック、アウトサイドヒッターが平行と見せることで、ブロック枚数を減らす狙いも。
Cクイック
Aクイックの背後版です。国際大会では、あまり使われていない印象が。
Dクイック
Bクイックの背後版です。これもあまりお目にかからないような。
ブロード
いわゆる移動攻撃。移動しながらの攻撃なので、ブロックしづらい攻撃でもあります。
結婚したカップルのその後は、分からない場合が多いです。子育てや仕事などでバレーボールから離れてしまう人が大半だからです。
しかし最近、子育てが落ち着いた人も出てきました。先日、チームメイトの息子とバレーボールを一緒にしました。
赤ん坊の頃から知っていた彼とバレーボールをやる日が来るとは・・・とても感慨深いものがありました。
試合観戦のポイント
最後に、実際に観戦に行く方へちょっとしたポイントです。
日本戦だけじゃもったいない!
実は国際大会のチケットは、1日有効な場合が多いのです。
それはつまり
「当日、この会場の試合は全て観ることができる」
ということです。
テレビ中継される日本戦は、だいたい夜。
その時間より前に、必ず試合をやっています。
せっかくお金を払っているなら、これを観ない手はありません!!!
日本戦ではない試合は比較的静かです。
応援熱心な国だと、その応援も聞こえます。
スパイクやレシーブの音はもちろん、選手の声も聞こえます。
日本戦のすさまじい応援もいいのですが、それとは違う雰囲気もぜひ味わって欲しいと思っています。
クッション持参もアリ
席はパイプ椅子です。
狭いです。
長時間座るのが辛い方は、クッションがあってもいいかも。
場合によっては、ひざかけもオススメです。
トイレ問題
会場に着いたら、トイレの位置はおさえておきましょう。
日本戦直前になると、女性トイレは大行列。
理想を言えば、余裕を見て行きたいものです。
超満員を楽しんで!
ひと昔前、会場が寂しい時期もありましたが、今はすごい。
チケットが取りにくくなりましたが、それはそれで嬉しい悲鳴です。
テレビでは分からない迫力を、ぜひ味わって欲しいです。