がっつり使ってレビュー!メタライズでジャンプの質が上がる!【西田有志着用シューズ】

アシックス メタライズ レビュー

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飛ぶことに特化した、アシックスバレーボールシューズのトップモデルのメタライズ。

西田有志選手の着用シューズとしても有名です。

参考
西田 有志(にしだ ゆうじ)選手| バレーボール男子|アシックス公式

このメタライズがどうしても気になって仕方なかったので、試着に行きました。

メタライズ

履いて最初の印象は、
「む、これは重いっ!!!」
でした。

しかしジャンプのしやすさは、ズバ抜けて良いのです。
他のバレーボールシューズと違い、
すぽーーーん!
という感じで気持ち良くジャンプでき、着地も非常に安定しています。

試着時点で、重さが気にならなければ、アタッカーには魅力的なシューズに感じました。

とはいえ、これまでに経験のないタイプのシューズだし、お値段もトップクラス。
「ちゃんと使いこなせるだろうか?」
とかなり相当迷いました。


使って半年ほど経過しましたが、期待以上でした。

試着で感じた以上にジャンプと着地が安定しているので、ジャンプで感じていた足腰の負担が大幅に減りました。

重いのでレシーブやダッシュなどで動きにくいと思いきや、そうでもありません。
ソールの反発力が強いので、蹴り出しの反応が良く、ダッシュをしっかりサポートしてくれます。

メタライズ、ひょっとして傑作かも!?

メタライズは、こんな人にオススメ!
  1. アタッカーの人
  2. ジャンプ力を上げたい人
  3. ジャンプの着地を安定させたい人
  4. 下半身を鍛えている人
  5. 重いシューズでも気にならない人

アシックス メタライズとは?

メタライズ外観2023年は青!

METARISE™は、アウトサイドヒッターやミドルブロッカーがより高くジャンプできるよう、機能的に設計されたシューズです。
METARISE™ | ASICS公式

メタライズは軽さではなく、形状や素材でジャンプ力を上げるバレーボールシューズです。
だいたい毎年冬期(12~3月)に、新色を限定販売しています。

ジャンプ力が2センチアップ!

メタライズで2センチ程度高く飛べちゃいます。

Research at the ASICS Institute of Sport Science has shown that the METARISE™ gives players an extra 3 per cent lift for higher jumps – which for athletes can mean a difference of up to 2cm in the air.(拙訳:アシックススポーツ科学研究所によると、メタライズは選手のジャンプを3%アップさせます。これは2センチほどのジャンプ力アップを意味します)
FOR THE LAUNCH OF THREE REVOLUTIONARY SHOES THE ASICS INNOVATION SUMMIT GOES VIRTUAL | ASICS Global

たった2センチ?
1センチでも高く飛ぶためにトレーニングや練習を頑張っている人からすれば、履くだけで2センチアップは朗報です。

これにスプリングバックを入れたら、もっと飛べそう!
スプリングバックレビュー
まだスプリングバック入れてないの?【ジャンプ力・瞬発力アップ】

瞬発力をサポートする2つの素材、FLYTEFOAM PropelとRISETRUSS

次に注目したのは、ソールで使われている2つの素材、FLYTEFOAM PropelとRISETRUSSです。
これら素材が、メタライズの生命線とも言えるでしょう。

FLYTEFOAM Propel

Flyteformよーーーく見ると、Flyteformとあるのです

E.V.A.フォームに独自のPE、反発ポリマーを組み合わせ、弾力性のある蹴り出しのパワーを実現。
一歩踏み出すたびに、ランナーのパフォーマンスを発揮します。
FLYTEFOAM™ Propel | ASICS公式

ミッドソールに搭載されているFLYTEFOAMは、反発力を上げるエラストマーなる素材が含まれており、ジャンプやつま先立ちをサポートしてくれます。


参考
エラストマーとは

RISETRUSS

RisetrussでもRisetrussは、違うところにあるはず!

the winged midfoot support called RISETRUSS™ technology,(拙訳:RISETRUSSが中足部を翼状にサポート)
FOR THE LAUNCH OF THREE REVOLUTIONARY SHOES THE ASICS INNOVATION SUMMIT GOES VIRTUAL | ASICS Global

なぜ中足部にだけRISETRUSSが搭載されているのでしょうか?
思うにジャンプ直前、つま先に力が入った時にRISETRUSSを効かせれば、より飛べるからではないでしょうか?

FLYTEFOAMとRISETRUSS、二つをがっつり入れたら、さらに重く、高価になるはず。
最適なバランスで、素材を入れている印象があります。

シューズの形状でジャンプをサポート

メタライズは、他のバレーボールシューズと明らかに違う形状をしています。

パッと見で分かるのは、かかとのカーブ形状。
この形状に意味があるのだろうか?と思っていましたが、使ってみると納得。
ジャンプ時に踏み込んだ力を、余すことなく伝えるための形状では?と思っています。

前足部は、扁平足な私でもホッとする幅広。
ジャンプで踏み込んだ時に、足の甲が締められて地味にストレス~!がありません。

より高く、ストレスなくジャンプをサポートしてくれます。

ほどよいミッドカットとDYNAWRAP

履きづらいのでは?と思っていましたが、意外に快適でした。

ベロと本体が一体になっているモノソック構造なので、(ウエーブモーメンタムほどではないにしても)割と履きやすいです。
シューズ内の生地もサラッとしているので、履き心地が良いのです。
これは嬉しい誤算でした。

ウエーブモーメンタム2
ウエーブモーメンタム2に感じるジャンプ力の進化

DYNAWRAPで機動力アップ!

DYNAWRAPDynawrapはこのへん!

アッパー(甲被)内側の親指と小指部分にバンドを配した構造「DYNAWRAP(ダイナラップ)」を新たに搭載しました。靴ひもの通し孔と連動させて締めることで、足をつかむようなしっかりとしたフィット感と優れたホールド性を実現しています。
株式会社アシックス プレスリリース

靴紐の位置が左右非対称なのは、切り返しなどで方向を変える時に威力を発揮するDYNAWRAP構造だから。

激しい動きを要求されるテニスシューズで採用されているので、バレーボーラーにも願ったりな機能と言えます。

メタライズを実際に使ってみた

メタライズを使ってみた
購入後、実際の練習で使うまでは、
本当に足に合うのか?
疲れやすいのではないか?
といった不安はありました。

そんな不安は使うごとに減り、履くごとに好きになっています。
数ヶ月使った今では、手放せないシューズになりました。

着地含めたジャンプの質が上がったので、本当に助けられています。

ジャンプの質が上がる!

ジャンプのしやすさと着地の安定感は、これまでのシューズの中でもずば抜けてます。

ソールの反発が強いので、ジャンプが軽くなり、ダッシュの初速や反応速度も上がりました。

特に着地がビタッと安定する点は、本当に素晴らしい。
着地時の衝撃が減ったので、疲れも軽減されました。

ジャンプ、着地共にFLYTEFOAMとRISETRUSSがいい仕事していると感じるはずです。

ジャンプではガンッ!と反発

ジャンプでの踏みこみ。
メタライズのソールはその力に対して、ガンッ!という感じで反発します。
この反発力の調整が絶妙で、ジャンプ力が上がったことを感じられるはずです。

着地の衝撃を受け止める!

実は、ジャンプ力アップはシューズ以外でもできます。
しかし着地の安定性は、シューズが重要な役割を果たします。
メタライズは、着地のサポートも素晴らしいのです。

着地での衝撃をソールで吸収してくれるので、足への衝撃がかなり減りました。
さらにシューズが重いからこそ、着地でふらつきません。

この着地の安定感は、軽量シューズでは難しい気がします。

かかとの形状もジャンプのため

負担がかからず、より飛びやすいジャンプのフォームは、ウエイトリフティングです。

スナッチやクリーンは、かかとを接地した状態から一気にバーベルを持ち上げます。
この力を使ってジャンプする方が、飛びやすく&より飛べます。

注意

ジャンプは人それぞれ。
なので個人の見解ですm(__)m

そんな思いもあり、かかとが少し浮いているメタライズで飛べるのか疑問でした。

でも実際にジャンプをすると、気持ち良く飛べます。
なぜ???
試着中、その理由を知りたくて、何度もジャンプしたくらいです。

ひょっとして、助走からジャンプで踏み込むタイミングでの、かかとの角度を意識しているのでは?
と、何度か使って気がつきました。

カーブしているけど浮いてない

あの形状から、かかと上げ状態と想像していたのですが、そんなことはありません。
装着感は快適だとすら思います。

ではなぜカーブしているのか?
助走からジャンプをする時のかかとの角度に合わせているのでは?

バレーボールのスパイクジャンプは、横の力(助走)を縦(ジャンプ)に変えます。
そんな横の力を、より縦に伝えるための角度じゃないのかな?
と思っています。

メタライズでのジャンプこの時のかかとの角度に合わせているのでは?

履きやすさと快適さという意外性

モノソック構造なので、慣れるとまあまあ履きやすく、数時間履いても疲れません。

ネットでのレビューを見ていると、もっと気難しいシューズだと思っていたのですが、分からないものですね。

オポジット向け?いいえ、アタッカー向けです!

「メタライズはオポジット向け」
というレビューが散見されます。

そういえば試着時、ギャラリー2の店員さんにも
「特殊なシューズなので、履く人選ぶし覚悟がいります」
的なことを言われました。

実際に数ヶ月以上履いて、
「本当にそうなのかな???」
と思っています。

レシーブしにくいのは本当?

メタライズは、レセプションやディグなどで腰を下げる動作がやりづらいというレビューもありましたが、少なくとも私は、レシーブしにくいと感じたことはありません。

とはいえレシーブのフォームは人それぞれなので、メタライズだとレシーブしづらい人もいるだろうな、とは思っています。
こればっかりは、履いてみないと分からないでしょう。

メタライズでレシーブレシーブへたっぴなので説得力ないですねえ…

ソフトバレーではToo Muchかな

ソフトバレーコート
6人制で使う前に慣らしたいと思い、ソフトバレーで使いました。

何度かソフトバレーで使った上での率直な感想は、

ソフトバレーには向いていないかな

です。

ソフトバレーはコートが狭いので、6人制より細かな動きが必要になります。
いくらジャンプ力が上がるにしても、重いメタライズより、軽いシューズの方が有利だと感じています。

ソフトバレーの友人に聞かれたら、積極的には勧めないなあ。
という感じです。

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シューズの完成度が高い

メタライズ試着時、他のシューズも試着しましたが、メタライズほどジャンプが気持ち良くないし、履き心地も違いました。

ジャンプ力と安定性、機動力を兼ね備え、
使えば使うほど、シューズの完成度の高さを実感します。

少なくとも私は、メタライズをかなり気に入っています。
シューズのおかげで、よりバレーボールが楽しくなったと思えるくらいです。

メタライズのデメリットとは?

デメリット
アタッカーなら、ぜひ試着だけでもして欲しいメタライズですが、デメリットもあります。

厚さ重さは慣れるしか

軽量シューズを好んで履いてきた自分にとって、メタライズの重さとソールの厚さに慣れる必要がありました。

着地の安定性と、しっかり踏み込めば動きやすいことに気付いたことで、重さの重要性が分かりました。
ただ、ソールが厚く、歩くだけでも素材の反発を感じるので、これに慣れるまで少し時間がかかりました。

厚さ重さは慣れるのですが、持ち運びになると重くかさばります。

やっぱり高価、高すぎる

バレーボールシューズは、6,000円前後からあります。
トップモデルでも15,000円くらいですが、メタライズは25,000円。

私はそれだけの価値があるとは思いますが、それでもやっぱり高いですよね。

メタライズほどのジャンプサポートはありませんが、SKY ELITE FF2も文句なしのシューズです。

限定品なので、売り切れてしまう

問題はこれ。
メタライズは年一回、新色を限定販売しています。
そのため売り切れる可能性大です。

ただし、売り切れていても、待てば売り出されます。
自分に合ったサイズがなければ、冬の時期(12月~3月くらい)まで待ちましょう!

メタライズは、アタッカーなら一度は試して欲しいシューズ!

メタライズでジャンプ!
これまで、バレーボールシューズでジャンプ力を上げるなら軽い方が正義!と思っていたので、軽量ローカットシューズを中心に使っていました。

しかし今回、思い切ってメタライズを使ったことで、ジャンプ力は素材で上げられること、着地も非常に重要であることを認識しました。

アタッカーであれば、ポジション問わずオススメしたいシューズです。

高価で手が出しづらい上に限定販売ですが、チャンスがあれば試着して、ジャンプの質、特に着地の安定感を味わって欲しいと思っています。

最後に、二度も試着に付き合っていただいたギャラリー2渋谷店さんに感謝!

参考
ギャラリー2渋谷店2F

またよろしくお願いします!