ゴルフ肘に体外衝撃波療法をやってみた!

注意

効果には個人差があります

ゴルフをしたこともないのに、ゴルフ肘になりました。
放置していたら悪化し、バレーボールはもちろん日常生活で支障が出るほど痛みました。

そこで体外衝撃波療法をやってみたら、一ヶ月ほどでひどい痛みが治まりました
まだ完治には至っていませんが、日々のケアを続けることで何とかバレーボールができる状態です。

今回は体外衝撃波療法の体験談と、ゴルフ肘の原因や対策をお伝えします!

放置して重症化

ゴルフ肘の場所
痛みを感じたのは、数年前。

アンダーハンドパスをしている時に、
「あれ?少し肘が痛いぞ?」
程度でした。
しばらくすると痛みを忘れるので、気にしていませんでした。

気のせいでは済まない痛みに

最初に痛みを感じてから二年ほど経過したある日、マズいと気がつきました。

レシーブをした瞬間、肘に強い痛みが走るのです。
あまりの痛みに反射的にかばってしまい、ボールがおかしな方向に飛んでいくのです。

調べてみると、ゴルフ肘。
ゴルフもしてないのになぜ?と思いつつ、ゴルフ肘用サポーターを着用。

しかし大した効果はなく痛みは強くなる一方
痛みで肘に力が入らず、スパイクやサーブがヘロヘロに。

当然、日常生活でも支障が出てきたので、さすがにもう無視できません。

治療せねば!

とにかく痛みを軽減せねばと思い、地元の整形外科や整体などに通いました。
半年ほど経過してもなかなか痛みが取れず、バレーボールをするには辛い状態が続きます。

他にいい治療方法はないのかな?
そんな時にDr.KAKUKO スポーツクリニックを見つけました。

参考
Dr.KAKUKO スポーツクリニック

体外衝撃波療法が効きそうだぞ!?

Dr.KAKUKO スポーツクリニック
Dr.KAKUKO スポーツクリニックには、ゴルフ肘を含めたスポーツ障害の説明があります。
改めてゴルフ肘がどんなものか、確認しました。

ところでゴルフ肘って?


参考
ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)

上腕骨内側上顆炎がゴルフ肘の正式名称だそうです。

肘の内側の炎症から痛みが発生し、ゴルフをする人に多いのでゴルフ肘と呼ばれているそうです。
その治療手段の一つとして、体外衝撃波療法が挙げられています。

体外衝撃波療法ってなによ?


参考
体外衝撃波疼痛治療装置『DUOLITH®SD1(デュオリスSD1)』

サイトを見る限りでは、

  • 音波の一種である衝撃波を患部に当てて治療する
  • 何度か通う必要がある
  • ゴルフ肘は自費診療
  • 平均的治療効果60~80%
  • 練習は数週間控える

必ず治ります!ではなく効果率も示してくれている部分で、むしろ信頼感が上がりました。

このままだと大した変化は期待できないので、試してみよう!
ということで、予約しました。

MEMO

予約時、体外衝撃波療法も希望していることも添えておきました。

体外衝撃波療法の体験談

Dr.KAKUKO スポーツクリニック
Dr.KAKUKO スポーツクリニックは、代官山駅から歩いて5分ほど。
猿楽古代住居跡公園の向かいにあります。

まず診察

レントゲンとエコーを使って右肘の状態をチェックしてもらい、改めて「右上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)」と診断されました。

保険での範囲内の治療も提案されましたが、体外衝撃波療法をお願いしました。

ゴルフ肘は自費診療!

まず、体外衝撃波療法の効果や内容について説明をされます。
ここはサイトで事前チェックしていたので、問題ありません。

体外衝撃波療法の治療期間は、おおよそ一ヶ月。
効果がない場合、延長も可能です。

また、ゴルフ肘の場合は自費診療なので、保険が適用されません
[note title=”MEMO”]初回:15,000円
2回目以降:5,000円[/note]
自費診療の整体と大差ありません。

これまでかけていた費用と時間を考えると、この期間で治るなら安いもの!
自費でも構わないと告げて、衝撃波療法をすることになりました。

どんな感じ?

椅子に座った状態で、肘に衝撃波を当てます。

カチッという音と共に、独特な痛みが走ります。
あえて表現するなら、静電気?
強い静電気を肘の内側に当てられている感じです。

それを(確か)500回ほど当てます。
数回程度なら耐えられますが、これだけ続くと痛みがしみてきます。

衝撃波のレベル

この衝撃波は、強度が20レベルほどあるそうです。
レベルが上がると治療効果が高まります。

もちろん、痛みのレベルも上がります。

それなら!!!
と思って我慢していたら、痛みで腕が震えてきました。
それを見た担当の理学療法士さん、レベルを下げてました。

そこまで我慢する必要はないらしい・・・

POINT

足底腱膜炎を想定しているので、肘はそこまで頑張る必要はないそうです。
私の場合、レベル10前後でした。

ちなみに5週間通いましたが、衝撃波のレベルは最後まで上がることはありませんでした。

効果のある人・ない人

理学療法士さんに効果の違いを聞いてみたら、ケガの期間が短い方が治療効果は高いそうです。
5年以上ゴルフ肘だった人には効果が出るまで時間がかかった、という話もしていました。

どうやら衝撃波を当てることで、ケガの初期状態に戻すことが目的のようなのです。
そのためゴルフ肘を長く放置しておくと戻しづらいのかもしれません。

POINT

痛みが続いたら、まず診察!

【あたりまえ】治療期間中はバレーボールNG

Dr.KAKUKO スポーツクリニックには、治療しながら練習や試合をするプロのアスリートもいるそうです。

これを真似したら私は間違いなく治療期間が長引く予感がしたので、期間中はバレーボールを控えることにしました。

治療からリハビリへ

週1回、5週間ほど通った結果、肘の痛みはかなり軽減されました。
そのため体外衝撃波療法は十分な効果があったと判断し、終了。

しかし、まだ痛めた初期状態に近づいただけで完治はしていない状態です。
これを完治させるためのリハビリが始まりました。

リハビリ期間でやったこと

リハビリイメージ
リハビリでは理学療法士さんとのマンツーマン。
ハッキリ言って、体外衝撃波療法と同じかそれ以上に重要です。

個人の体験です

以降、「私には」効果があったことをお伝えしていますが、必ず効果があるとは保証しかねます。

バレーボールは解禁

嬉しいことに、リハビリ一回目でバレーOKになりました。
むしろ練習して状態をチェックし、問題点をリハビリで解決する方針です。

実際に練習をしてみると、以前ほどの致命的な痛みは減っていました
でもまだ痛みはあり、反射的に痛みを避ける動きをしています。

リハビリ序盤に話題になったのは、ゴルフ肘の原因。
それを理解したこともあり、日々のケアの重要性を理解できました。

原因はPC!?

ゴルフ肘の原因がキーボードだと言われ、最初は理解に苦しみました。

仕事柄、毎日ずっとPCの前でキーボードを打ち、マウスを使っています。
その動きを何十年も積み重ねたことで、炎症となったというのです。

キーボードによる疲労

キーボードを使う時、肘は内側にしていますよね?
この動作が肘に負担がかかるそうです。

ゴルフ肘_まっすぐ

通常の状態

ゴルフ肘_キーボード

キーボードで円の位置に負担がかかる

同じ動作をずっと繰り返すとオーバーユース(使いすぎ状態)になり炎症となるそうです。

キーボードは20年以上、毎日10時間は使っています。
その動作の蓄積がゴルフ肘になったというのです。

今も信じたくないけど、認めざるを得ない。。。

マウスクリックによる負担

マウスクリックは、人差し指を使います。
この人差し指の動作は、肘を通っているそうです。

ゴルフ肘_マウス

クリックで肘に負担がかかる…

つまりマウスクリックを続けることで肘に疲労がたまり、炎症の原因となるのです。

たかがマウスクリックでバカバカしいと思いませんか?
ゴルフ肘になっていない自分がこれを聞いたら、「そんなバカな」と思うことでしょう。

でも実際、これも思い当たります。

痛みには理由がある

これらを理解した時に、あることに気がつきました。

重要

今の姿勢や動きが、将来のケガにつながる可能性がある

骨折などの外部の衝撃もなく突然痛みが出た場合、姿勢や動きが原因の可能性が高いということ。
ということは、しっかり注意すれば予防も克服もできるはずです。

できる限り正しい姿勢を意識しつつ、日々のケアを続けることの重要性をようやく理解できました。

ケアしよう!

理学療法士さんと話をしながら、ケアの方法も教えてもらいました。
そう難しいものではないけど、日々続けることが重要です。

ケアのポイント

  • 冷やす
  • 伸ばす
  • 柔らかく

冷やす:アイシング

アイシング
ゴルフ肘は「炎症」です。
となると、アイシングも効果あるの?
答えはイエス。

理学療法士さんから「腫れが引くまで続けて」と言われ、ほぼ毎日10~15分程度は肘にアイシングしていました。

MEMO

痛みを感じたらアイシングをしています。
バレーボール後のアイシングは、痛み関係なく必須。

ピップのアイシングは、固定用のベルトも入っているのでありがたやー

伸ばす:ストレッチ

ゴルフ肘_ストレッチ

よくあるヤツです

同じ方向に曲げていることが原因なので、逆に伸ばしてあげることも必要です。
特にデスクワーク中、意識して肘のストレッチをしています。

このストレッチをやり始めてから、他の部位もストレッチをするようにしています。

柔らかく:筋膜リリース

フロスバンド

フロスバンドは基本!

理学療法士さんに前腕周辺をマッサージしてもらうと柔らなくなり、痛みが消えました。
その数時間後バレーボールをしたら、肘が全然痛くなかったのです。

筋肉が硬いと血行が悪くなり、動きが悪くなります。
「パソコン業務により腕に疲労がたまり筋肉が硬くなりやすいので、柔らかくして血行と動作を良くする必要がある」そうです。

フロスバンド

そこで、最近使っていなかったフロスバンドを使いだしました。
数回やれば、かなり柔らかくなります。

グリッドフォームローラー
トリガーポイント グリッドフォームローラーX

グリッドフォームローラーも手放せない!

加えて使い始めたのは、グリッドフォームローラーX。
なかなかコイツは優れモノ

ローラーのとげとげ部分を当てて痛いと感じる部分を中心にグリグリすると、柔らかくなります。
背中や広背筋などフロスバンドでは難しい部分もケアできて、サッと使えるので重宝しています。

バレーボールの練習前に、前腕~腕、肩、広背筋、腰など、痛い部分や気になる部分に必ずやっています。

ちなみに硬質モデルのグリッドフォームローラーXを使ってます。

日々の積み重ねの重さ

アンダーハンドパス

いつか完治するために!

日常生活では問題ありませんが、まだバレーボールでは痛みます。

とはいえDr.KAKUKO スポーツクリニックの理学療法士さんのお陰で、安心して続けることができています。

すぐには治らないのでしょうが、しっかりケアを続け克服したいと思っています。

痛みを見逃さない

姿勢の悪さが影響を及ぼすことは知っていましたが、自分には全く関係ない話だと思っていました。
それだけに今回は、色々と教訓がありました。

今回のゴルフ肘のように日々の蓄積で痛み出す経験を、実は腰や膝でもやっています。
腰や膝の痛みは整体で何とかなりましたが、ゴルフ肘はとにかく治りませんでした。

その場で治療しても、毎日キーボードを叩き続けているので、良くならないのは当然です。
まず痛みが出たら、自身の動作や姿勢をチェックしてみようと思っています。

姿勢を意識してしっかり動かす事

キーボードやマウスでの動きのケアだけではなく、バレーボールでしっかり動くためのケアも必要だと思い至りました。
姿勢を意識し、無理のない範囲でトレーニングをして、ストレッチもする。

年代的には既に高齢者。
あまり無理せず、でも一日でも長くバレーボールが続けられるように、頑張るつもりです!

お世話になりました!

参考
Dr.KAKUKO スポーツクリニック